海外FXトレードを検討している人、利用している人にとって頭の痛い話は「海外FXのスプレッドは広い」ということに尽きます。だからこそ、海外FX業者を選ぶ際には、海外FXのスプレッドが狭い業者を選ぶことが重要なのです。
目次
スプレッドが狭い海外FX業者を選ぶ基準
1.第三者が同環境で測定した平均スプレッドを採用して比較する
海外FX業者のスプレッドが比較しにくいのは「変動スプレッド」が採用されているからです。
スプレッドが変動してしまうからこそ
- リアルタイムスプレッド → 瞬間瞬間に変わってしまって比較できない
- 最小スプレッド → 一番低い数値だけを抜き取っても意味がない
となってしまうのです。
確かに、リアルタイムスプレッドや最小スプレッドよりは、平均スプレッドの方がベターなのですが
- いつの期間で平均値を測定したものか?わからない(都合の良い時のデータだけの可能性がある)
- 測定環境が違うため、単純に比較できない
- 平均スプレッドを開示していない海外FX業者も多い
という状況で、比較基準にするには、問題も多いのです。
そこで
- 当サイト(第三者)が
- 同じトレード環境(VPSサーバー)
- 同じタイミングで(5分おき)
- リアル口座で
測定した平均スプレッドで比較することで、スプレッドが狭い業者を選んでいます。
2.無理のない最低入金額で口座開設できる口座でスプレッドを比較する
海外FX業者の中には
- ミニマム口座
- スタンダード口座
- プロ口座
- VIP口座
など、最低入金額(資金)に応じて、口座タイプを分けて、顧客へ提供するのが一般的です。
プロ口座・VIP口座などは、最低入金額が高い反面、狭いスプレッドでトレードすることができるのです。あまりに高額な入金をしないと開設できない口座(プロ口座・VIP口座)のスプレッドが狭くても、使えない投資家がほとんどであれば比較の意味を成しません。
3.主要通貨でのスプレッドを比較する
- 米ドル/円
- ユーロ/米ドル
- ユーロ/円
などの主要通貨のスプレッドが狭ければ、豪ドル、英ポンド、その他の通貨のスプレッドも狭いのが一般的です。
ただし、その逆のマイナー通貨のスプレッドが狭くても、他の通貨のスプレッドが狭いとは限ません。主要通貨の通貨ペアのスプレッドでスプレッドを比較する方が全体のスプレッドの狭さを測りやすいのです。
海外FXスプレッドが狭いおすすめ海外FX業者
1位.TitanFX
スタンダード口座
取引手数料:無料
- 米ドル/円 平均スプレッド:1.44pips(3位)
- ユーロ/円 平均スプレッド:1.85pips(3位)
- ユーロ/米ドル 平均スプレッド:1.36pips(3位)
ブレード口座
取引手数料:片道3.5ドル(0.7pips相当)
取引手数料は、スプレッドに含めて計算します。
- 米ドル/円 平均スプレッド:1.23pips(1位)
- ユーロ/円 平均スプレッド:1.57pips(1位)
- ユーロ/米ドル 平均スプレッド:1.09pips(同率1位)
スプレッド考察
TitanFXは、ブレード口座が一番トレードコストが安く、測定した海外FX業者の中で最も狭いスプレッドを記録しています。スタンダード口座でも、3番目に狭いスプレッドと十分に狭いスプレッドでトレードできる海外FX業者と言えます。
口座の種類 | Zeroスタンダード口座/STP |
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取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.00 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 1.33 |
最大レバレッジ | 500倍 |
約定力 | ミリ秒単位の約定スピード |
最低入金額 | 2万円相当 |
2位.AXIORY
スタンダード口座
取引手数料:無料
- 米ドル/円 平均スプレッド:1.69pips(5位)
- ユーロ/円 平均スプレッド:2.07pips(4位)
- ユーロ/米ドル 平均スプレッド:1.46pips(5位)
ナノ・スプレッド口座
取引手数料:片道3.0ドル(0.6pips相当)
取引手数料は、スプレッドに含めて計算します。
- 米ドル/円 平均スプレッド:1.26pips(2位)
- ユーロ/円 平均スプレッド:1.61pips(2位)
- ユーロ/米ドル 平均スプレッド:1.09pips(同率1位)
スプレッド考察
AXIORYは、TitanFXと並ぶ狭いスプレッドの海外FX業者です。ナノ・スプレッド口座の方がスタンダード口座よりもトレードコストが安く、測定した海外FX業者の中では2番目に狭いスプレッドを記録しています。スタンダード口座で4位、5位というスプレッドの狭さとなっています。
口座の種類 | ナノ口座/MT4/ECN |
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取引手数料 (pips換算:片道) | 0.30 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 0.10 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 0.60 |
最大レバレッジ | 400倍(~10万ドル) 300倍(~20万ドル) 200倍(20万ドル~) |
約定力 | 約定率:99.97% スリッページ平均:0.039pips 約定スピード:202.42m/sec |
最低入金額 | 2万円相当 |
3位.XMTrading
スタンダード口座
取引手数料:無料
- 米ドル/円 平均スプレッド:2.08pips(8位)
- ユーロ/円 平均スプレッド:3.23pips(11位)
- ユーロ/米ドル 平均スプレッド:2.10pips(10位)
ゼロ口座
取引手数料:片道5.0ドル(1.0pips相当)
取引手数料は、スプレッドに含めて計算します。
- 米ドル/円 平均スプレッド:1.48pips(4位)
- ユーロ/円 平均スプレッド:2.16pips(5位)
- ユーロ/米ドル 平均スプレッド:1.46pips(4位)
スプレッド考察
XMTradingは、スタンダード口座は、海外FX業者の平均値程度のスプレッドとなっていますが、ゼロ口座であれば、測定した海外FX業者の中では4位、5位というスプレッドの狭さとなっています。
さらに新しく「KIWAMI極口座」が登場しています。「KIWAMI極口座」は手数料無料でさらにスプレッドが狭く設定された口座です。
口座の種類 | スタンダード口座/STP |
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取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.50 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 1.60 |
最大レバレッジ | 1000倍(~2万ドル) 200倍(2万ドル~) 100倍(10万ドル~) |
約定力 | 99.35%を1秒以内に約定 執行率100% リクオート・注文拒否なし |
最低入金額 | 500円相当 |
4位.TRADEVIEW/ILC口座
自社公表データのスプレッドです。※前述した海外FX業者のスプレッドとの公正な比較ではありません。
ILC口座
取引手数料:片道2.5ドル(0.5pips相当)
取引手数料は、スプレッドに含めて計算します。
- 米ドル/円 平均スプレッド:1.10pips
- ユーロ/円 平均スプレッド:0.80pips
- ユーロ/米ドル 平均スプレッド:1.30pips
スプレッド考察
TRADEVIEWは、プロ、上級者向けの海外FX業者で、取引手数料有料のILC口座は、非常に狭いスプレッドで提供されていて、投資家からの評判も高い海外FX業者です。
口座の種類 | xLeverage口座(MT4)/STP |
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取引手数料 (pips換算:片道) | 0.00 |
最小スプレッド 米ドル/円 | 1.80 |
平均スプレッド 米ドル/円 | 2.00 |
最大レバレッジ | 400倍 |
約定力 | |
最低入金額 | 1万円相当 |
5位.GEMFOREX/ガチゼロ口座
自社公表データのスプレッドです。※前述した海外FX業者のスプレッドとの公正な比較ではありません。
ガチゼロ口座
取引手数料:無料
- 米ドル/円 固定スプレッド:0.00pips
- ユーロ/円 固定スプレッド:0.00pips
- ユーロ/米ドル 固定スプレッド:0.00pips
スプレッド考察
GEMFOREXのボーナスが使える「オールインワン口座」は、スプレッドが広めなのですが、ボーナスが使えない、自動売買EAが使えない、裁量トレードのみの「ガチゼロ口座」は、取引手数料無料でかなり狭いスプレッドで提供されています。しかし、ガチゼロ口座はGEMFOREXからの招待(インビテーション)が来ないと口座開設できないため、招待(インビテーション)が来た方におすすめできる海外FX業者となっています。
「スプレッドが狭い海外FX業者を教えてください。」