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他団体主催イベント

東京移民言語フォーラム(TAFIL) 第24回研究会

  • Workshop
  • 研究会

以下の要領で研究会が開催されますので、ご案内いたします。奮ってご参加ください。

 

日時 2020年2月29日(土曜日) 10:30~12:30
場所
東京大学 駒場キャンパス  18号館 4階 コラボレーションルーム 4

 

(土曜日のため、1階の自動ドアが開きません。開始直前のご来場をおすすめします。万が一、建物に入れない場合は、rikayam111[at]gmail.comまでご連絡ください)
(Please note that the entrance to the building is locked – please come
between 10:20-10:30 as that will be the time one of our members will be at the entrance)
プログラム
10:20 開場

 

10:30-11:15 報告1(質疑応答含む)
谷口ジョイ(静岡理科大学)
「メルボルンの小規模自助グループにおける継承語教育」

 

11:20-12:10 報告2 (質疑応答含む)
Daniel Quintero(国際基督教大学)
“Spanish and Japanese migrant bilingualism in Queensland”
(英語での報告になります。The talk will be in English. )

 

12:10 全体でのディスカッション、参加者による近況報告(任意)、情報交換など

 

12:30 閉会
報告1
報告者:谷口ジョイ(静岡理科大学)

 

発表タイトル:メルボルンの小規模自助グループにおける継承語教育

 

要旨:本発表は、メルボルンに居住し、複数言語を日常的に使用する「日本につながる子どもたち」が、社会や学校教育において使用されない「継承語としての日本語」を小規模な自助グループの中で、どのように学んでいるかを報告するものである。調査は2018年から2019年にかけて行われ、こうした自助グループの実態を探り、どのような活動が行われ、どのような問題を抱えているのかを社会言語学的知見から検証している。
保護者及び児童を対象としたインタビュー、及び参与観察を質的に分析した結果、自助グループは子どもたちの継承語教育にとって重要なドメインであることが示唆された。また、社会的インタラクションを目的とした活動(例:日本の祖父母に手紙やメールを書く)やグループ内の人的ネットワークは日本語の使用機会の確保と学習意欲の向上に寄与していた。さらに、こうした活動は保護者の継承語教育に対する理解や支援の上に成り立つものであり、コミュニティ内で保護者の価値観や考えが共有される必要があることが分かった。
報告2
Speaker:Daniel Quintero (International Christian University)

 

Title: “Spanish and Japanese migrant bilingualism in Queensland”

 

Abstract: In an earlier study of trilingualism in Tokyo I observed the
tendency of first generation, Spanish-speaking (non-Japanese) multilingual
migrants to code-switch more frequently than ethnically Japanese
multilinguals. I speculated that this tendency could be properly attributed
to the notion of “double consciousness” (Du Bois, 1903). This theory
derives from the experience of social inequality among particular
subordinated groups in society.
Based on a fieldwork performed in Queensland from September 2018 to
February 2019, this presentation tries to determine the social factors that
shape language patterns and language preferences of three
English-Spanish-Japanese trilinguals in Queensland. I will also validate
whether or not the concept of “double consciousness” can also be applied to
a different dominant culture and language setting from the Tokyoites.