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2019年度 第1回 定例研究会「反転する環境国家ー東南アジアのフィールドから」(佐藤仁 教授)

  • 研究会

以下の要領で研究会が開催されますので、ご案内いたします。

ふるってご参加ください。

 

http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/news/news.php?id=FriJul51000032019

日時 2019年7月18日(木)14時~16時
会場 東京大学 東洋文化研究所 3階 大会議室
題目

反転する環境国家ー東南アジアのフィールドから

報告者 佐藤仁(東京大学東洋文化研究所・教授)
司会 菅豊(東京大学東洋文化研究所・教授)
コメンテーター 下村恭民(法政大学・名誉教授)
使用言語 日本語
概要 森林や水、大気や野生動物保護に向けられる環境政策は人に何をしてきたのか。この問いに、タイ、インドネシア、カンボジアといった東南アジアのフィールド調査から答えていきます。国家の推進する環境保全は、その温和な響きとは裏腹に地域の人々を苦しめる結果をもたらすことが多くあります。ただ、このような環境政策の反転は、個別事例として報告されても、体系的に理論化されることはありませんでした。環境政策の反転は、SDGsなど耳障りのよいスローガンに中和され、批判されることもなく世界各地で拡大しています。拙著『反転する環境国家』(名古屋大学出版会、2019年)は、従来問われてこなかった環境政策と国家権力の関係を正面から問う試みであると同時に、これまでの環境に対する社会科学的な研究への批判も含みます。本報告では、拙著の主張を紹介しつつも、自立と競争に力点をおいてきた「開発」の呪縛を超えていく見通しを論じ、参加者各位の批判を仰ぎたいと考えます。