ASNET -東京大学 日本・アジアに関する教育研究ネットワーク--

他団体主催イベント

2019年12月7日(土)、8日(日)

第2回現代中国理解セミナー「世界の中の中国と日本:現代中国理解Ⅱ」

  • Seminar
  • セミナー

以下の要領でセミナーが開催されますので、ご案内いたします。

ふるってご応募ください。

 

https://iush.jp/seminar/2019/05/268/

日時

2019年12月7日(土)、8日(日) 1泊2日

募集対象 大学生、大学院生、留学生、社会人、高校生
募集人員
40名(先着順)
参加費 学生6,000円、社会人10,000円(宿泊、食事、講義・資料代を含む)
会場 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
※交通案内はこちら
申し込み *お申込みはこちらから(12月1日締切)
主催 公益財団法人 大学セミナーハウス

■セミナー開催趣旨

現在、世界は大きな転換期にあるのかもしれません。米中対立は、覇権交代の可能性を視野に入れたものでしょうし、論点の核心のひとつは技術に置かれています。中国は確かに西洋近代がもたらした多様な制度や価値に対して、新たな問題提起をしています。しかし、中国を例外、特殊として既存の秩序の埒外において事足りるということでもなく、中国の提起する諸問題を受け入れ、同調する国や人々もいます。もちろん変化しているのは中国だけではなく、アメリカも、そして日本も変化しています。こうした新たな世界の変化を踏まえ、昨年に引き続き、中国について、また日本や東アジアについて一緒に考える場を設けたいと思います。具体的には、その中国を内政、外交、経済、社会から考察し、日本の中国への関わり方をあらためて考えたいと思います。

(企画委員長 川島真)

■分科会

■第1分科会 中国の政治~「党が全てを指導する」体制は何をもたらすか~
担当講師:小嶋 華津子先生(慶應義塾大学 教授)

主旨:第19回党大会で、習近平は「党政軍民学、東西南北中、党が全てを指導する」という方針を明らかにしました。中国では、国内政治のみならず、外交も、経済も、社会も、一党支配の権力構造によって規定されており、党の統制は、ここ数年ますます強まりつつあります。この分科会では、習近平政権が、各領域にどのように権力の浸透を図り、中国を統治しようとしているのかを、監察や公安、ビッグ・データの掌握と利用、新しい社会階層の取り込みなど、様々な側面から検討し、中国の将来と世界への影響を展望したいと思います。

■第2分科会 中国の社会~一党独裁体制下の社会問題を探る~
担当講師:金野 純先生(学習院女子大学 教授)

主旨:この分科会では中国のさまざまな社会問題について議論します。一党独裁体制下の中国は一見すると「強大」にみえますが、その社会には急速な少子高齢化、悪化する環境、貧富の格差、脆弱な社会保障など、多くの課題が山積みにされています。本分科会では、こうした諸問題に関して、いくつかの文献や資料を手掛かりとしながら、皆で議論したいと思います。

■第3分科会 中国経済の行方~構造改革と経済減速の狭間で~
担当講師:内藤 二郎(大東文化大学 教授)

主旨:国内外の情勢が不安定化するなかで、中国経済の成長鈍化が鮮明化しています。高度成長が終わりを迎え、経済の発展パターンを転換しなければならず、構造改革が避けて通れない課題です。一方で、経済の底割れを回避するためには、足元の景気対策も重要です。景気対策を優先するのか、構造改革を断行するのか、政策運営は非常に難しい舵取りを迫られています。それに対し、現政権は習主席に様々な権限を集中して党主導で対応する姿勢を強めています。こうした手法で果たしてこの難局を乗り切ることができるのでしょうか。この分科会では、基礎的データに基づいて中国経済の現状を把握したうえで、経済政策の内容や方向性、手法など様々な角度から問題点や課題を精査し、議論を深めていきたいと思います。

■第4分科会 中国の外交—中国の目指す秩序とは−
担当講師:川島 真(東京大学 教授)

主旨:中国の外交政策は2018年にさらに調整されました。自らを発展途上大国と位置づけ、西側の先進国と異なる立ち位置で新たな国際秩序の形成を目指している点は従来と同じですが、アメリカとの対峙を優先しつつ、他の大国とは個別的に関係を調整しようとしています。この米中対立の時代、中国の対外政策をどのように理解すればいいでしょうか。この分科会では、中国の国内状況や経済も踏まえつつ、中国の外交を考察します。

 

1日目

12月7日(土)

12:00~ 受付 (講堂)

 

13:30~13:45 開会
○大学セミナーハウス館長挨拶
○企画委員長趣旨説明 (講堂)

 

13:45~15:15 全体会Ⅰ
基調講演(川島 真先生) (〃)

 

15:15~15:25 全員写真撮影・ティータイム (〃)

 

15:30~17:30 分科会討論1
(各分科会での「問題設定」について) (各セミナー室)

 

17:30~19:00 夕食 (やまゆり)

 

19:00~21:00 全体会Ⅱ
(分科会での「問題設定」の報告) (講堂)

 

21:00~22:30 懇親会 (大学院セミナー室)

2日目

12月8日(日)

7:30~ 朝食 (やまゆり)

 

9:00~12:00 分科会討論2 (各セミナー室)

 

12:00~13:00 昼食 (やまゆり)

 

13:00~15:00 全体会Ⅲ
分科会議論結果発表 (講堂)

 

15:00~15:10 総括・講師コメント (〃)

 

15:10 修了証書交付・閉会 (〃)

参考 これまでのセミナーの実施報告はこちら
企画委員会 小嶋 華津子 慶應義塾大学法学部 教授
金野 純 学習院女子大学国際文化交流学部 教授
内藤 二郎 大東文化大学経済学部 教授
川島 真(委員長) 東京大学大学院総合文化研究科 教授