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強制収容の記憶とテキストと視覚化――張先痴の著述をうけて

  • 映画上映と討論

 今から60年前の1957年、中国の反右派運動で批判され、「労働教養」におくりこまれた張先痴さんは、強制労働に抵抗して脱走後、逃亡中に密告され、拘置所の独房に3年半監禁、労働改造所に入れられました。釈放・名誉回復後、その経験を書いて台湾の出版社から出版しました。本集会では、張先痴さんに強制収容の経験と、それを書くという行為について語っていただきます。あわせて、彼を題材とした映像(日本語字幕)を上映します。

チラシはこちらこちらからご確認ください。

日時と場所 9月29日(金)18:45~21:00

専修大学神田校舎(神保町)1号館105教室

※邱炯炯監督『痴』(2015年、138分)上映
 
9月30日(土)13:30~18:00

専修大学神田校舎(神保町)1号館204教室

プログラム

(9月30日)

一部
13:30~13:50 主旨説明
13:50~14:50 翰光監督による張先痴さんの紹介とインタビュー映像の上映
15:00~16:30 張先痴さん講演「私はなぜ書くか」
16:40~17:30 コメントと質疑(楊文婷夫人、秋山珠子)
 
二部
18:00~18:40 胡傑監督『グラーグの書(格拉古之書)』(2013年、38分)上映
18:45~21:00 邱炯炯監督『痴』上映
 
※張先痴:1934年生まれ。著書に『格拉古軼事』、『格拉古実録』、『格拉古夢魘』(近刊)。
※翰 光:1958年、中国東北部生まれ、ドキュメンタリー映画監督。1987年に日本留学、以後、日本で作品を作り続けている。代表作に『亡命―遙かなり天安門』(2011年)。
コメント:秋山珠子(立教大学ランゲージセンター)
司会:土屋昌明(専修大学)
主催 専修大学視覚文化研究会
共催 科学研究費挑戦的萌芽研究「カルチュラル・アサイラム――中国インディペンデント・ドキュメンタリーの生成と流通―」(研究代表者:秋山珠子、課題番号:15K12846)
協力 〈中国60年代と世界〉研究会、時代映像研究会
問い合わせ 専修大学土屋昌明研究室

tuwuchangming[at]yahoo.ne.jp

その他 ※邱炯炯監督『痴』は、張先痴の幼少期(中国共産党による革命)から建国後の政治運動で批判されるまでを舞台劇にした映画で、そこに張先痴へのインタビュー映像を挿入している。
※胡傑監督のドキュメンタリー『グラーグの書』は、張先痴を収容施設のあった場所に立たせて、当時の生活について語らせるという手法をとっている。